要約
セクションとリストを使用して文献リストを構造化し、参考文献に簡単にアクセスできるようにします。
テクニック
-
関連するいくつかの参考文献をグループ化するには、
section
要素を使用します。[[WCAG-1.3.1]] -
各セクションに見出しを付けます。 [[WCAG-1.3.1]]
-
参考文献を構造化するにはリスト要素を使用します。[[WCAG-1.3.1]]
例
例 1 — シンプルな文献リスト
文献リストに多くのエントリが含まれていない場合は、1 つのリストのみが必要です。
<section role="doc-bibliography">
<h1>Bibliography</h1>
<dl>
<dt>[pub-manfest]</dt>
<dd></dd>
…
</dl>
</section>
例 2 — 参考文献のセクションを含む文献リスト
文献リストがトピックに分割されている場合は、 section
要素を使用してエントリをグループ化できます。
<section role="doc-bibliography">
<h2>Bibliography</h2>
<section>
<h3>Normative References</h3>
<dl>
<dt>ARIA</dt>
<dd>…</dd>
…
</dl>
</section>
<section>
<h3>Informative References</h3>
…
</section>
…
</section>
例 2 — 参考文献がグループ化されている文献リスト
文献リストがアルファベット順にグループ化されている場合は、 section
要素を使用してエントリをグループ化できます。明示的な見出し ( h1
~ h6
) または暗黙的な見出し ( aria-label
) のいずれかを使用します。
<section role="doc-bibliography">
<h1>Bibliography</h1>
<section aria-label="A">
…
</section>
<section aria-label="B">
…
</section>
…
</section>
解説
文献リストはリスト要素を使用してマークアップする必要があります。定義リストには、テキスト内で使用されるラベルを強調表示するのに役立つ説明用語要素 ( dt
) が、よく使用されます。文献リストが印刷ソースから変換されたものである場合は、順序なしリストもよく使用されます。エントリのアルファベット順は、順序をあらわすものではありません(たとえば、文献リストを逆順に並べ替えても意味は失われません)。
アルファベット順や数字順に関連するエントリをグループ化する場合や、文献リストがトピック別に分割されている場合(例:規範的参照と参考的参照)には、section
要素を使用します。セクションに見出しがない場合(つまり、グループを区切るためにスペースが使用されている場合)、セクションを囲む要素にaria-label
属性を追加してタイトルを付けることができます。
リストの使用は、支援技術を利用するユーザーにとってナビゲーションが簡素化されるので推奨されます。エントリ間の移動が高速化されるだけでなく、リスト内の位置がアナウンスされるため、後にユーザーは必要に応じて同じ箇所にすばやく戻れます。
関連リンク
- DPUB-ARIA —
doc-bibliography
(ロール) - HTML —
section
要素 - HTML —見出しとセクション
- HTML —
dl
要素 - HTML —
ul
要素