要約
言語を設定すると、支援技術がテキストを正しく解釈してレンダリングできるようになります。
テクニック
-
ルート
html
要素にlang
とxml:lang
属性を設定します。[[WCAG-3.1.1]] -
デフォルトの言語が変更されるたびに、
lang
とxml:lang
属性を設定します。[[WCAG-3.1.2]] -
言語コードがBCP 47に準拠するようにします。[[WCAG-3.1.1]]
例
よくある質問
- コンテンツファイルにデフォルトの言語を指定する必要がありますか?
出版物のデフォルト言語はパッケージドキュメントで正式に定義されていますが、その情報はコンテンツのレンダリング時には使用されません。点字によるレンダリングやTTSの再生で適切な言語を使用するには、各ドキュメントで言語を指定する必要があります。
-
lang
とxml:lang
属性の両方を指定する必要がありますか? -
XHTMLコンテンツを作成するときにアクセシビリティを最適化ためには両方を指定するべきです。支援技術は、どちらか一方の属性のみを認識する場合があります。
XHTMLドキュメントがユーザーエージェントによってHTMLとしてレンダリングされる場合、
lang
属性のみが認識される可能性があります。xml:lang
属性はHTMLドキュメントでは有効ではなく、XHTMLでのみ有効です。
解説
ドキュメントのデフォルト言語を指定すると、外国語の用語や別の言語での会話や文章などのドキュメント内の変更も指定でき、支援技術がテキストを正しくレンダリングできるようになります(たとえば、正しい点字が表示されたり、その言語をレンダリングできる音声が使用されたりします)。
ドキュメントのデフォルト言語を定義するには、 lang
およびxml:lang
言語属性をルートhtml
要素に添付する必要があります。これらの属性で定義される言語コードは、パッケージドキュメントのメタデータセクションのdc:language
要素で指定された言語コードのいずれかと一致させる必要があります(詳細についてはFAQを参照してください)。
言語属性を本文内の要素に付加すると、その要素内のテキスト コンテンツの言語が識別されます(つまり、言語の変更が識別されます)。
関連リンク
- MDN — lang
- HTML — lang 属性と xml:lang 属性
- Web上の言語
- HTML と XML の言語タグ
- RFC5646 — 言語を識別するためのタグ(BCP 47)