要約

言語を設定すると、支援技術がテキストを正しく解釈してレンダリングできるようになります。

テクニック

例 1 — ページ言語の宣言

ページの言語を宣言するために、 html要素にlangxml:lang属性を設定します。

<html … lang="en" xml:lang="en">
例 2 — ページ言語の上書き

body内のspan要素でlangxml:lang属性を使用して、言語を英語からフランス語に変更しています。

<html … lang="en" xml:lang="en">
   …
   <body>
     …
     <p>
       Harsh gargoyle face that warred against me 
       over our mess of hash of lights in 
       <span xml:lang="fr" lang="fr">rue 
       Saint-André-des-Arts</span>. In words of
       words for words, palabras. Oisin with
       Patrick. Faunman he met in Clamart woods,
       brandishing a winebottle.
       <i xml:lang="fr" lang="fr">C'est 
       vendredi saint!</i> Murthering Irish.
       His image, wandering, he met. I mine. I 
       met a fool i'the forest.
     </p>
     …
   </body>
</html>

よくある質問

コンテンツファイルにデフォルトの言語を指定する必要がありますか?

出版物のデフォルト言語はパッケージドキュメントで正式に定義されていますが、その情報はコンテンツのレンダリング時には使用されません。点字によるレンダリングやTTSの再生で適切な言語を使用するには、各ドキュメントで言語を指定する必要があります。

langxml:lang属性の両方を指定する必要がありますか?

XHTMLコンテンツを作成するときにアクセシビリティを最適化ためには両方を指定するべきです。支援技術は、どちらか一方の属性のみを認識する場合があります。

XHTMLドキュメントがユーザーエージェントによってHTMLとしてレンダリングされる場合、 lang属性のみが認識される可能性があります。

xml:lang属性はHTMLドキュメントでは有効ではなく、XHTMLでのみ有効です。

解説

ドキュメントのデフォルト言語を指定すると、外国語の用語や別の言語での会話や文章などのドキュメント内の変更も指定でき、支援技術がテキストを正しくレンダリングできるようになります(たとえば、正しい点字が表示されたり、その言語をレンダリングできる音声が使用されたりします)。

ドキュメントのデフォルト言語を定義するには、 langおよびxml:lang言語属性をルートhtml要素に添付する必要があります。これらの属性で定義される言語コードは、パッケージドキュメントのメタデータセクションのdc:language要素で指定された言語コードのいずれかと一致させる必要があります(詳細についてはFAQを参照してください)。

言語属性を本文内の要素に付加すると、その要素内のテキスト コンテンツの言語が識別されます(つまり、言語の変更が識別されます)。

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