要約

表の目的を説明するキャプションを追加します。

テクニック

例1 — caption要素内の表のキャプション

この例では、table要素の中のネイティブなcaption要素でキャプションが提供されています。

<table>
   <caption>Table 4 — Weights and Measures</caption>
   …
</table>
例 2 — figcaption要素による表のキャプション

この例では、table要素がfigure要素内に置かれており、figcaption要素によってキャプションが提供されています。

<figure>
   <figcaption>Table 4 — Weights and Measures</figcaption>
   <table>
      …
   </table>
</figure>
例3 — aria-label属性による表のキャプション

この例では、キャプションを視覚的に提供できないため、aria-label属性を使用して追加します。

<table aria-label="Weights and Measures">
   …
</table>

解説

出版物のテキストからその目的が完全に明らかで追加の説明が不要な表もありますが、そうではない表もよくあります。表は通常、それ自体で完結しており、テキストからは一時的に参照されるだけかもしれません。キャプションを追加することで、ユーザーはその表の目的を確実に把握できるようになります。

キャプションは見出しのようなもので、短く、表の具体的な目的を示すものでなければなりません。

キャプションを追加するには、主に二つの方法があります。

caption要素は、table要素下の最初の任意要素です(例 1を参照)。表の見出しがキャプションに指定されている場合、デフォルトでは表の上に斜体で表示されますが、このスタイルは変更できます。

また、figure要素を使用して、表をキャプションに関連付けることもできます。この場合、figcaption要素がキャプションを提供します(例2を参照)。表のcaption要素とは異なり、figcaptionfigureの最初の要素にも最後の要素にもできます。

aria-label属性を使用して表にキャプションを追加することも可能ですが(例3を参照)、この方法は、視覚的なラベルを提供する方法がまったくない場合にのみ推奨されます。aria-label属性を使用すると、キャプションは支援技術のユーザーにしか伝わりません。また、すべての支援技術がこの方法でマークアップされたキャプションを読み上げるわけではありません。

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