概要

バージョン: WCAG 2.1以上
セクション番号: 2.1.4
レベル: A
適用対象:
  • ボタン
  • カスタムコントロール
  • 入力
要件:

文字(大文字と小文字を含む)、句読点、数字、又は記号のみを使用したキーボードショートカットがコンテンツに実装されている場合、少なくとも次のいずれかを満たしている。

解除

ショートカットを解除するメカニズムが利用できる

再割当

一つ以上のキーボードの非印字キー(例えば Ctrl、Alt)を含むショートカットを再割当てするメカニズムが利用できる

フォーカス中にのみ有効化

ユーザインタフェースコンポーネントのキーボードショートカットは、そのコンポーネントにフォーカスがあるときのみ有効になる。

ガイダンス:
達成方法: 現在WCAGにはこの達成基準に関して文書化されていない次の達成方法しか含んでいない:
  • ユーザーによって、単一キーによるショートカットをオフにする方法がある。
  • ユーザーによって、文字キーのショートカットを変更するメカニズムが用意されている。再割当メカニズムには、非印字文字が含まれる。どの音声エンジンでもネイティブの音声コマンドとして直接使えるように、代替のショートカットは、最大25文字までの長い文字列が指定できる。

目的

この達成基準の目的は、ショートカットキーがキーボードユーザーの他の操作の妨げにならないようにすることです。

要件の満たし方

コンテンツ制作者は、すべてのショートカットキーが少なくとも1つの非印字文字(controlキーやShiftキーなど)で構成されていることを保証するべきです。

これが不可能な場合は、ユーザーがショートカットをオフにしたり再割当したりして、他のキーボード操作を妨げないようにするか、ショートカットがコントロールするインターフェイスにフォーカスがある場合に限りショートカットが有効化されるようにしなければなりません。

追加情報

ナレッジベースの次のページでは、出版物コンテンツにおいてこの達成基準を満たす方法が、より詳しく記載されています。